「家づくりは、もっと楽しんでよかった。」
30代というのは、とても忙しく、めまぐるしい時期です。
仕事では責任が増え、子育てが始まる人も多く、家計のやりくりや将来の不安もつきまといます。
そんな中で「暮らしを楽しむ」なんて、余裕がない…と思う人も少なくありません。
でも、60代になった今、私はこう思います。
「家づくりは、もっと楽しんでよかった。」

忙しい毎日だからこそ、楽しめる家を
忙しい毎日だからこそ、家に帰ったときくらい、ホッとできる空間があるといい。
「自分の好きなものがある」「家族の笑顔が生まれる」「心がほどける場所がある」
そんな家は、必ず日々の力になります。
暮らしのための家ではなく、暮らしを楽しむための家。
これは、大きな贅沢や無理な計画をしなければいけないという意味ではありません。
ほんの小さな工夫や選択の積み重ねで、十分に叶います。
そして、実はそれを、少しずつ叶えてきたのだなと気づきました。
幼い子どもたちと壁いっぱいに描いた絵

思い返せば、30代のころ。
廊下や階段の壁いっぱいに、幼い子どもと一緒に絵を描いて楽しんだことがありました。
白い壁が、私たちのキャンバス!とでもいうように。
3歳だった娘がクレヨンで大好きなパワーパフガールズの絵を階段の壁に大きく描いたのが、事の始まりでした。
何とも言えない可愛いバブルス。もっと大切にしたいし、もっとカラフルにしたい。
そう思って、アクリル絵の具で色を塗りながら、次はバターカップ、ブロッサム…と、一緒に楽しく描いていきました。
それを見ていた8歳の長男が、「いいの…描いちゃって?」と。
「いいんだよ。楽しいよ。描いてみたら?」と言うと、恐る恐る恐竜の絵を描き始めました。
(ちょっと臆病・・・長男アルアル。)
無難とは言えないかもしれません。
でも、あの時間は本当に楽しくて、子どもも笑っていて、そして何より、その絵は今も残っています。
毎日その絵を見るたび、あの頃を思い出し、自然と笑顔になります。
わが家の自慢の場所です。
少しずつ「自分たちらしい家」に近づけて

あの頃から、少しずつリフォームも重ねてきました。
子どもが成長したら、勉強や趣味のためのスペースをつくったり、寒さや動線の不便さを改善したり。
そのたびに、「こうしたらもっと快適になるかな」「私たちらしいね」と話しながら、暮らしやすく、心地よい家にしてきました。
大きなリフォームでなくてもいいのです。
小さな変化の積み重ねで、家はどんどん、自分たちらしい場所になっていきます。
そして今、「これからを楽しむため」に
還暦を過ぎ、いわゆる「終活」を意識する世代になりました。
これから家も古くなり、体も以前のようには動かなくなるでしょう。
だからこそ、もう一度、家を見直そうと思っています。
ただ便利にするためだけではなく、これからも笑って暮らせるように。
壁いっぱいに絵を描いたあのときのように、楽しい気持ちで。
無難ではないかもしれませんが、それが私にとっての「自分らしい家」なのです。
30~40代のあなたへ

もし今、家づくりのことで悩んでいたら、どうか知っていてほしいのです。
家づくりは、暮らしを楽しむためにあるものだということ。
無難にするのも悪くはありません。
でも、ほんの少し勇気を出して、自分たちらしい選択をしてみてください。
家は、一度つくったら終わりではありません。
住んでいく中で、自分達らしく少しずつアップロードしていける場所です。
そして、家と一緒に成長していく。
その過程を楽しみながら日々を過ごしていくのも、きっと素敵なことです。
これでいいのかな?」そんな不安も、ぜひ一緒にお話ししながら解決しましょう。
あなたらしい家づくりを楽しむお手伝いをします。
お気軽にどうぞ。
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