「かね長通信」コラムへようこそ
日頃よりお世話になっている皆さまへ 施工事例や家づくりのこだわり・ちょっとした現場の話などをお届けしている「かね長通信」。
紙面での配布に加えて、Webでも気軽に読んでいただけるよう、今後数回にわたりご紹介していきます。
お住まいのヒントや、家づくりの裏側を少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
CHAPTER3- 特命木造新築工事|間口約3mの狭小敷地に建つクラフト感あふれる2階建て住宅
~都心の小さな敷地に“夢”を建てる。設計士の想いをカタチにした挑戦の一棟~
今回は、知り合いの設計事務所から特命でご依頼いただいた、木造新築工事の事例をご紹介します。
計画地は、間口わずか約3m。図面を見た瞬間「これ建てられる?」と思ったほどの狭小敷地。
実際に現地を訪れると、両隣の建物が境界ギリギリに建っており、通り過ぎてしまうほどのスリムな土地でした。
でも、特命依頼の仕事って、こういうものなんですけど・・・(笑)。
◆ 現場が進むたびに生まれる不安と面白さ



敷地を正面から見たり、中に入って上を見たりしているうちに若干面白くなってきました。
基礎工事が始まりコンクリートの床ができると、目が慣れてきたのか以前よりも敷地が広く感じられるようになりました。
がそれもつかの間・・・
足場が建って上棟したら、外装工事できるの?
中は材料置いたらカニさん歩きで作業できるの?
階段作ったら、キッチン上げられるの? みたいな、普段では考えない心配の連続。
それでもみんな頑張って仕上げてくれました。
◆ シンプルだけど“クラフト感”のある室内空間



できあがると、シンプルな細長い空間の中に階段や筋交いなどの木材が多く、クラフト感が感じられます。
この空間にはあまりもの置きたくないな。ソファーよりもビーズクッションだな。
テーブルは折り畳みで十分、低い位置で天井を見上げるぐらいがちょうどいいかな、などと考えたり、
両手を広げて半歩横に動くと壁に手がついたり、楽しい建物になりました。
◆ 完成してから、設計士に設計前の条件を聞いてみると→



『自宅マンションの近くの小さな土地に、
自宅とは別の多目的に使えるスペースが欲しい
さらにワンボックスの車が置けるようにしたいという非常に夢のあるイメージでした。
2階建て+ロフト+屋上の構成にして、床面積のわりに居場所が多くある建築をめざして、
屋上に出る部分は2階リビングに対しての吹き抜け空間になっているので、ガラス面からリビングに光が差し込み、上に抜ける感覚を作る事で閉塞管を軽減しています。
この間口では駐車スペースに構造壁を設ける事が出来ない為、基礎を高くして特殊金物で耐震性を確保した木造門型にしています。
別邸のような建築ですが、都心の小規模敷地で必要十分な生活をする住宅のモデルタイプになりうる建築になると思います』とのこと。
ちゃんと条件クリアしてました! 悩む事が多かったですが、楽しい仕事でした。
◆ 都心の狭小地でも、理想の暮らしは叶う!
この建物は、狭小住宅の制約の中で最大限の快適性とデザイン性を両立した一例です。
間口約3mの土地
駐車スペース付き
多目的に使える別邸風の新築
土地の狭さで夢をあきらめる必要はありません。
むしろ、「制限」があるからこそ、アイデアと工夫が光る――そんな家づくりができるのです。
◆ 📩 狭小住宅や変形地での新築をご検討中の方へ
うちも狭い土地だけど、家って建てられるの?」
「他社に断られたけど、なんとかならない?」
そんなご相談も、かね長桜建設㈱におまかせください!
◆ 次回予告|昭和Y子のよもやま話
次回は、まさかの大学病院入院で時代の流れを体感⁉
「白い巨塔じゃなかった!? 教授回診の今と昔」
昭和の記憶にある「教授回診」といえば、白衣の大名行列がズラリと並ぶ、あの独特の光景。
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入院中に体験した“ちょこっと”すぎる令和流教授回診エピソードを、笑いとともにお届けします。
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