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コラム

冬の省エネリフォーム①

目次

第1回:なぜ冬の光熱費が高い?断熱リフォームで快適&省エネ生活

🔷 中野区・杉並区で“冬の光熱費が高い家”の特徴

暖房しても寒いのは断熱不足が原因

「暖房をつけてもなかなか部屋が暖まらない」「設定温度を高くしているのに寒さを感じる」――。

そんなお悩みを抱えるご家庭は少なくありません。原因の多くは断熱不足にあります。

住宅の壁や窓に隙間が多いと、せっかくの暖かい空気が逃げてしまい、冷たい外気が侵入します。

その結果、エアコンやファンヒーターをフル稼働させても効果が薄く、光熱費ばかりが増えてしまいます。

中野区・杉並区は東京の都心部に近い地域ですが、冬の朝晩は外気温が5℃を下回る日もあり、住宅の断熱性能

の差が暮らしや光熱費に大きく影響します。

築20〜30年超の住宅に多い課題

築20〜30年以上の木造住宅は、当時の建築基準が現在ほど断熱を重視していなかったため、断熱材が薄い・隙間が多い・窓が単板ガラスといったケースが多く見られます。

中野区や杉並区でも、こうした築古住宅にお住まいの方から「冬は底冷えがする」「暖房を止めるとすぐに寒くなる」といった声が寄せられます。

これは住まい手の工夫では解決できない住宅性能の限界によるものです。

断熱リフォームを行うことで、この性能不足を改善し、少ないエネルギーで快適に過ごせる住まいへと変えることができます。

🔷 断熱リフォームで得られる光熱費削減効果

窓から逃げる熱は約6割

住宅の中で最も熱が出入りするのが「窓」です。国土交通省や建築研究所のデータによれば、冬に室内から逃げる熱の約6割は窓からだとされています。

そのため、窓の断熱性能を高めることが最優先の省エネ対策です。具体的には、内窓(二重窓)の設置Low-E複層ガラスへの交換が有効です。内窓を追加することで空気の層が断熱材の役割を果たし、熱の流出を大幅にカットできます。Low-Eガラスは特殊な金属膜で熱を反射し、暖房効果を室内にとどめることができます。

これらの工事は施工期間も短く、費用対効果が高いため、中野区・杉並区でも人気の断熱リフォームです。

断熱強化で光熱費を割削減できる

窓に加えて、外壁や屋根、床下の断熱を強化すると、家全体を“魔法瓶”のように外気から守ることができます。

例えば、窓リフォームだけでも10〜15%の光熱費削減が見込めます。さらに外壁や屋根を含めた断熱改修を行えば、20〜30%の削減が期待できるケースもあります。

光熱費は年々上昇傾向にあり、特に冬の電気代・ガス代は家計への負担が大きくなります。断熱リフォームは単なる「快適リフォーム」ではなく、**将来にわたって光熱費を抑える“投資”**と捉えることができます。さらに、中野区や杉並区では補助金制度を利用できる場合もあり、初期費用の負担を軽減できるのも大きな魅力です。

🔷 断熱快適性と健康にも効果あり

ヒートショックを防ぐ浴室・脱衣所の断熱

冬場の家庭内事故で多いのが、浴室や脱衣所でのヒートショックです。暖かいリビングから急に冷えた浴室に移動すると血圧が急変し、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす危険があります。 浴室や脱衣所の壁・窓を断熱改修することで、温度差を小さくでき、入浴時のリスクを軽減できます。断熱リフォームは、快適性だけでなく命を守るリフォームでもあるのです。

足元の冷えを解消し、体調不良を予防

床下からの冷気は、足元の冷えや体の不調を引き起こします。冷たい床に長時間触れていると、体温が奪われ、血流や免疫機能にも悪影響が及びます。

床断熱や基礎断熱を施せば、床下からの冷気の侵入を防ぎ、冬でもスリッパなしで快適に歩ける住まいが実現します。冷え性や腰痛・関節痛に悩む方にも効果的です。

室内全体の温度差をなくし、快適な暮らしに

断熱リフォームにより、部屋ごとの温度差が小さくなります。リビングは暖かいけれど廊下や寝室は寒い…といった状態が改善され、家全体が均一に暖かい空間になります。

これにより、家族全員がどの部屋にいても快適に過ごせるようになり、無駄な暖房器具も不要に。結果的に光熱費の削減につながります。

健康寿命を延ばす“暖かい家”

研究によれば、室温が低い住宅に住む人は心臓疾患や高血圧のリスクが高いとされています。逆に、室温が安定している家では睡眠の質が上がり、体調が整いやすいことも報告されています。

つまり、**断熱リフォームは「快適な暮らし」だけでなく「健康寿命を延ばす投資」**でもあります。中野区・杉並区で「これからも長く安心して暮らしたい」と考える方にこそおすすめです。

🔷 まとめ|断熱リフォームで“我慢しない省エネ”

中野区・杉並区は東京の都心部に近い地域ですが、冬の朝晩は外気温が5℃を下回る日もあり、住宅の断熱性能
の差が暮らしや光熱費に大きく影響します。

断熱リフォームによって、光熱費の削減に加え、快適さと健康の両立も叶えられます。

「暖房費を抑えたいけれど、寒さは我慢したくない」――そんな方にこそ断熱リフォームは最適な選択肢です。

なお、断熱工事は建物の診断から計画、施工まで一定の時間を要します。余裕を持ってご相談いただければ、より効果的で無駄のないプランをご提案できます。

まずはご自宅の断熱状況を確認し、どの部分から手を付けるのが良いのかを把握してみてください。

気になることがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
「うちの場合はどうだろう?」「こんなことも聞いていいの?」といった素朴なご質問も大歓迎です。

専門スタッフが親身にサポートいたします。

気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください

👉 次回は「断熱リフォームの具体的な方法|窓・外壁・床下の省エネ改修」について詳しくご紹介します。