第1回:家の寒さが健康に影響? 断熱で変わる“からだにやさしい住まい”

◆ 暖寒い家が健康に与える影響しても寒いのは断熱不足が原因
冬になると「朝起きるのがつらい」「家の中でも靴下が欠かせない」という声をよく聞きます。
実は、こうした“家の寒さ”が体にじわじわと負担をかけていることをご存じでしょうか。
厚生労働省の調査でも、室温が低い住宅ほど血圧が高くなりやすい傾向が報告されています。
寒い室内は血管を収縮させ、心臓への負担を増やします。
特に50代・60代以降では、ヒートショックや血圧変動によるリスクが高まるため注意が必要です。
さらに、冷えた床や壁が原因で、
* 朝の手足のこわばり
* 慢性的な肩こりや腰痛
* 風邪をひきやすくなる
といった不調にもつながります。
◆ 断熱リフォームで“体にやさしい室温”をキープ

家の中の温度差を減らすことは、健康を守る第一歩です。
その中心になるのが「断熱リフォーム」。
断熱リフォームによって、
* 室温の変動を小さく保つ(急な冷えを防ぐ)
* 壁や床の表面温度を上げる(体感温度アップ)
* 湿度を安定させる(結露・カビ予防)
といった効果が得られます。
特に冬の夜や早朝に温度が下がりやすい寝室・廊下・トイレまわりの改善は、健康リスクの軽減に直結します。
◆ 快適性と健康の両立は「断熱+換気」で

断熱だけではなく、「適切な換気」も重要です。
空気の流れが悪いと、湿気や汚れがたまりやすく、結露やカビの原因になります。
最近のリフォームでは、
☆ 熱交換型換気システム
☆ 窓の断熱+小型換気扇
☆ 床下換気の改善 など、
“暖かさを保ちながら空気を入れ替える”方法が増えています。
断熱と換気のバランスを整えることで、健康にも快適にも優しい住まいになります。
◆ 中野区・杉並区に多い“築20年以上の家”は注意
中野区・杉並区の住宅は、1990年代以前に建てられた木造住宅が多く、
当時の断熱基準は今よりずっと低いものでした。
壁や床下に断熱材が入っていなかったり、窓が単板ガラスのままだったりと、
「暖房しても家全体が冷える」構造になっている場合が少なくありません。
近年は、東京都や杉並区・中野区でも、
断熱改修に関する補助制度が整備されています。
「まずどこを直すべきか」「補助金は使えるか」といったご相談も多く寄せられています。
🔷 まとめ|健康に暮らすための第一歩は“家の温度”から

中健康的な暮らしを守るには、食事や運動と同じくらい「住まいの温度環境」が大切です。
断熱リフォームによって、体への負担を減らし、冬でも快適に過ごせる家を実現できます。
当社では、断熱診断から最適なリフォーム提案まで一貫対応しています。
「暖房費を減らしたい」「寒さで体がつらい」と感じている方は、
お気軽にご相談ください。

👉 次回は「ヒートショックを防ぐ住まいの工夫|浴室・脱衣所・廊下の温度差対策」について詳しくご紹介します。