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コラム

冬の省エネリフォーム②

目次

第2回:断熱リフォームの具体的な方法|窓・外壁・床下の省エネ改修

🔷 光熱費削減に効果的な窓の断熱リフォーム

内窓設置のメリット

住宅の熱損失の中で最も割合が大きいのが「窓」です。中野区・杉並区のような都市部の住宅でも、冬に逃げる

熱の約6割は窓からとされています。単板ガラスのままでは、暖房の熱が簡単に外へ逃げてしまい、暖房効率が

大きく下がります。

そこでおすすめなのが内窓(二重窓)の設置です。既存の窓の内側にもう一枚窓を取り付け、空気の層をつくる

ことで断熱効果を高めます。工事は1日程度で完了するケースが多く、費用対効果の高いリフォームです。

さらに、防音性や結露防止効果もあり、多くのご家庭に選ばれています。

Low-E複層ガラス交換で暖房効率アップ

もうひとつ効果的なのがLow-E複層ガラスへの交換です。Low-Eとは特殊金属膜をコーティングしたガラスで、室内の熱を反射して逃がさず、外の冷気も遮断します。

単板ガラスと比べて断熱性能は大幅に向上し、暖房の効率がアップ。中野区・杉並区の築20〜30年以上の住宅では窓の性能が古いままのケースも多いため、光熱費削減を実感しやすいリフォームとして人気です。

🔷 外壁・屋根の断熱改修で家全体を包み込む

外断熱リフォームの特徴

窓リフォームに続いて効果が高いのが、外壁や屋根の断熱改修です。特に外断熱工法は、建物全体を外側から断熱材で包み込む方法で、室内の温度を一定に保つ効果に優れています。外気の影響を受けにくくなるため、冬は暖かく夏は涼しい家になります。

外断熱は施工規模が大きく、費用もかかりますが、建物の寿命を延ばす効果も期待できるため、長期的な視点で見れば非常に有効なリフォームです。

充填断熱との違い

一方で、充填断熱は壁の中や屋根裏に断熱材を詰め込む方法です。

外断熱に比べて施工コストは抑えられ、部分的な改修も可能です。

築年数や構造に応じて選択肢が異なるため、どちらが最適かは専門家の診断が欠かせません。

中野区・杉並区の住宅では、外断熱+窓断熱を組み合わせるケースも増えており、光熱費削減と快適性を両立させています。

🔷 床下・基礎断熱で底冷えを防ぐ

床断熱と基礎断熱の違い

冬場に「足元が冷える」と感じる原因のひとつが、床下からの冷気です。これを防ぐための方法には、床断熱基礎断熱があります。

床断熱:床の裏側に断熱材を施工し、冷気をシャットアウト

基礎断熱:床下の基礎全体を断熱材で覆い、空間ごと断熱

築年数や構造によって適した工法は異なりますが、どちらも冬の底冷えを防ぎ、光熱費削減に直結します。

🔷 リフォームのタイミングと注意点

床断熱や基礎断熱は、床の張り替えや水回りリフォームと同時に行うと効率的です。単独で施工するよりコストを抑えられ、工期も短縮できます。

ただし、床下の湿気対策や換気の確保も同時に考える必要があります。断熱だけを強化して湿気対策を怠ると、カビや構造材の劣化につながる可能性もあるため、専門的な診断が重要です。

🔷 断熱工事の優先順位

まずは窓からスタート

断熱リフォームを考える際、最も効果を実感しやすいのは「窓」です。工事規模が小さく、費用も比較的抑えられるため、最初の一歩として適しています。

全体断熱で効果を最大化

窓だけでも効果はありますが、外壁・屋根・床下と組み合わせることで断熱性能は飛躍的に向上します。家全体を断熱することで、冬は暖かく夏は涼しい快適な住まいが実現します。

🔷 まとめ|最適な断熱リフォームは専門家と一緒に

中野区・杉並区の住宅は築年数が経過したものも多く、断熱性能の差が光熱費に直結しています。窓・外壁・床下といった部位ごとに最適な方法を選び、組み合わせることで、省エネ効果と快適性を同時に実現できます。

ただし、建物の構造や現状によって最適解は異なるため、まずは専門家による診断を受けることが大切です。断熱工事は計画から施工まで一定の時間がかかるため、余裕を持って相談することで無駄のないリフォームが可能になります。

気になることがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
「うちの場合はどうだろう?」「こんなことも聞いていいの?」といった素朴なご質問も大歓迎です。

専門スタッフが親身にサポートいたします。

気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください

👉 次回は「中野区・杉並区で使える補助金と専門家に相談するメリット」について解説します。