スリム化(減築)し、快適な生活を送りたい≪耐震+減築+断熱+外装≫
築後40年の木造2階建ての住宅。 耐震調査と外装・室内のリニューアルをご希望です。
まずは、耐震調査。 建築10年後2階へ12帖程の増築が行われていました。
この部分がオーバーハングされていて、耐震面でとても不安な状態です。
また、外壁に所々クラックが発生していました。クラックの方向を見ると地震の揺れからきたようです。
壁や天井裏には断熱材もないことがわかりました。
* 下記をご提案します *
1.大屋根の瓦屋根を軽い屋根へ葺き替える ⇒ 耐震
2.2階増築部分の撤去 ⇒ 減築
3.耐震補強工事
4.断熱改修工事
5.外装塗装工事
耐震補強の観点から上部を軽くすることは大事なことです。
また、減築も本体への負荷を減らすためにとても効果的。その上で壁の補強を検討していきます。
ここまで工事するなら建替えの案もあるのではないか?と、ご相談させていただきましたが・・・。
住み慣れたわが家には色々な想いが一杯あるのでしょう。
改修工事を選択されました。
住みながらの工事です。ひと部屋ずつ物を移動、片付け又は、処分となります。
作業中、昔の珍しい物や思いがけない物が出てきて、当時を懐古。その頃のお話を伺うこともできました。
改修を選択されて、良かったことを実感したひと時です。
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減築・・土台への負荷軽減に大きな効果があります。
左と右の写真を比べて見てください。何か変わっているでしょう!?
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耐震・・耐震補強の方法は、いろいろあります。
部位ごとに適切なものを採用していきます。
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左;耐震ボードにて補強
右;壁を壊さずにステンレス製のブレースにて補強。外部からブレース補強ステンレスのため腐りません。
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重たい瓦屋根を降ろし、軽い金属屋根への葺替
この工事は耐震工事としても頭を軽くするという観点からとても重要な所です。
小屋裏換気の為に屋根の棟部分に換気機能を設けました。
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断熱・・筋交いや耐震ボードにて耐震補強の際、壁をめくります。
断熱材が、入っていなかったので十分な断熱材を施しました。
断熱効果UP↑です。断熱材は、充填断熱を施しました。
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左;基礎クラックには、ボンドシリンサー工法を採用
右;下屋根塗装です。『断熱・保温・遮熱』効果があるガイナを採用
長期に渡る工事でしたが、価値感は人それぞれ違うことを改めて実感し、家とは人と一緒に
思い出を刻みながら一緒に成長していく器でもあることを感じました。
決して新しい物だけが良い訳ではありません。
特に寒いと感じられる今冬でしたが、室内が暖かくなったと喜んでいらっしゃいました。
勿論、夏の暑さ対策も兼ねたリフォームです!
夏は、過ごしやすく成長した我が家にもっと愛着が沸くことでしょう。